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1280.4km:素直な心/北海道・石狩

  1. 2008/07/29(火) 20:40:52|
  2. 奈良県|
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ペンキぬりたて


そう言われて『そっか、触っちゃダメだな』と思えるような
素直な心に育っていれば。

人生に余分な苦労も少なかっただろうに。


ぺたし。

・・・・・。 じっと手を見る。





友人ばかりか、家族や彼氏からもカワウソ呼ばわり(※注1)されるようになり、
気付けば一人称まで侵されかけている今日このごろ。

夕方実家にかけた電話口で思わず
「ゴメン今晩さ、カワウソにもゴハン食べさしてくれるかな?」と問うたのは
いつのことだったでありましょうか。

早く人間になりたいデス。







昨日。北海道の冷たい雨に降り込められて
『走りてぇよ〜、風呂入りてぇよ〜!』とストレスを溜めていた旅の男は
雨上がりの今朝、無事にテントを畳んで激走を開始。





奥尻島の対岸あたりから一気に北上して積丹半島を周り、
どこまでも続く絶景の中 小樽・札幌を過ぎて、
夕方には石狩川の河口近くに辿り着いたらしい。


今夜は、お寺の運営している「能量寺ライダーハウス」に泊まるとのこと。
明日はどこまで行くんだろう?

石狩_能量寺ライダーハウス





1200kmの距離はそのまま、約10℃の気温差だ。
あぢいよぅ。

今夜も瀬戸内は、熱帯夜。



本日の距離:1280.4km



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※注1:カワウソ呼ばわり

カワウソ


物心付いた頃からイタチやカワウソの類いが、
どうしても他人とは思えなかった不肖、yuki。
人間は姿形が似ているものに
無意識に強いシンパシーを抱くらしいですね。

正三角形に配されたちっちゃめの目鼻と耳、
つるりぬるりとした、水の抵抗少なめなボディーライン。
・・・やっぱり見れば見る程、他人とは思えないよカワウソ!

なんて言ってるうちに、家族や友人からそう呼ばれるようになり、
果ては彼氏にまでも (ノД`;) ・゚゚・。

一応人間のナリはしているけれど、所詮カワウソ
・・・人間界に適応できず、右往左往の毎日です。
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561.7km:再出発/長野県・佐久

  1. 2008/06/28(土) 22:23:06|
  2. 奈良県|
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途中目覚めた早朝の空は今にも降り出しそうに随分暗かったけれど、
雨が降り出すこともなく。
家を出る頃には、青空が覗きはじめた。


11:59 Sub:晴天!

>こちら晴れて心地よい朝です。
>衛星画像によると、日本列島くまなく晴れ!
>
>旅立ちを邪魔するヤツは、誰もいない模様(笑。
>頑張って、気をつけて。
>今日からもまた、よい旅を!



東京で過ごす、彼の旅の中休みは結局3週間に渡った。

旅の途中に溜っていたいろいろな物が一気に吹き出す辛さもあり、しかし、
旅が終わった後の生活のことを考え始める、いいきっかけになったと
彼は言った。

あのまま走り続けて最後まで行ってたら、
終わった途端に燃え尽きて、途方にくれたかもしれない、と。





夕方になって、道の途中からのメール。

18:35 Sub:安中

>群馬の安中で休憩です。
>佐久まであと二時間。
>
>これから峠を越えて、軽井沢です。
>


群馬・安中


日本海側を目指す前に、長野に立ち寄る予定らしい。
夜中に、無事到着のメールが届いた。



今日からまた、毎日距離の変わる遠距離恋愛がはじまる。



本日の距離:561.7km










671.3km:蚊の間違った生存戦略について。/東京・築地

  1. 2008/06/11(水) 23:55:50|
  2. 奈良県|
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朝起きて鏡を見たら、
おでこの真ん中に、ひからびかけた 蚊 が ぺたり、と張り付いていた。

ちょうどキン肉マンの『肉』とかが書いてある、あの辺り。



・・・・・。





怒っちゃうよ!







てめえか、てめえか、てめえだなぁ〜〜〜〜っ 

私の安眠を邪魔してくれやがったヒトわーーーーっっ (ノ ̄△ ̄)ノオオオォォォォ!!!!!




▲憎き『アカイエカ』の図
(※画像は長崎大学 熱帯医学研究所HPより拝借。巨大な写真、見られます。)





何だか昼間の熱気が籠って寝苦しかった昨夜。

やっとまどろみかけたところに耳元で、ふぃ〜〜〜〜〜〜ん..... と、鬱陶しいあの羽音。
眠気に意識を失いかけながらおでこの辺りに気配を感じて確かに、
ぺち。
と、叩いたけれど。

まさかその一撃が、ヒットしていようとは。
そしてまさか朝まで、おでこに張り付いたままで居ようとは....。






はらり、と洗面台に落ちたその亡骸を前に、思わず説教をする。



そもそも。
あなた方の吸う1ul 以下の血液なんて、
分けてあげたって人間は、どってことナイ訳ですよ。
さして痛くもないんだし。

それをさ?
いちいち痒くなる液体なんか注入して行くから、嫌われる訳じゃん?
うっとおしい羽音でふぃ〜〜〜〜〜ん、なんて寝込みを襲うから、
60日蚊取り、とか、使われちゃう訳じゃん。
温血動物との共存戦略を根本から
間違えてんのよおまいらはっっ (#゚Д゚)!!!



・・・ふう。
右手中指の関節が、痒い。






旅の男からは、“いい知らせ” が届きました。


22:41 Sub:ちなみに

>爺さんは、危篤どころか
>『骨折の手術』を終えたそうです。
>復活してます。生命力、強いです。
>
>質素な食事と、警官時代に蓄えた体力なんだろうと思う。
>
>今回の強制送還は、親の策略か?とも疑ってしまうけれど、
>これからの仕事内容も練れたし、打ち合わせもできたしで、
>結局、助かりました。
>
>焦ってた気持ちも、かなり落ち着いたしね。
>今日はよく眠れそうだ(笑。




数日前に危篤状態、といわれ、
彼の帰京の理由にもなっていたおじいちゃんが
すっかり復活されたとの知らせ。

良かったよかった(笑。




・・・今日は私も「蚊」ナシで、よく眠れるといいなぁ。






本日の距離も:671.3km



671.3km:薪割り/長野〜東京

  1. 2008/06/07(土) 22:24:50|
  2. 奈良県|
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11:11 Sub:帰るぞ!

> 昼過ぎには佐久を出て、東京に戻ります。
> それから車で佐倉へ。



家族の事情で帰京命令を受けた彼が、しばし旅を中断し、
原付でトコトコと長野から東京へ向かっていた頃。

・・・私は、知り合いの山小屋で、
人生初の『薪割り』に挑戦していマシタ




麓の駐車場にバイクをとめて、
農作業用トロッコの軌道沿いに、みかん山を登る。

雲間から日が差して、地面から湿気が立ち上る。蒸し暑い。

・・・それでも何だか清々しいのは、
山の斜面を吹き上がってくる海風の涼しさと、
気持ちよく草刈りの終わった景色のせいだ。

甘くて香ばしい、夏草の匂い。いつもの潮の香り。



山頂にたどり着くと果たして山の主のおじいちゃんは、
山小屋の梁にハンモックを渡して、
ゴキゲンにまどろんでいる最中だった





・・・おいっ ヾ( ̄▽ ̄)
仕事するんじゃなかったんかい(笑。




起こすのも申し訳ないなぁ、と、居合わせたお客さんと二人、
手土産に持参した食材で豪快なお昼ご飯の支度を始めていたら
匂いに誘われて、ようよう、と主も、起きてきた。


焚き火で煮えるお味噌汁。
その隣で、煙臭くなりながら、お昼ごはん。
じっとり汗ばむ梅雨空。 でも、悪くない。









曰く。
昔の子供達は、朝な夕なのちょっとした時間に
誰かの家の裏庭なんかで競争するように、薪割りをしてたって。

それは家の仕事でもあったけれど、夢中になれる遊びでもあった、と。





経験がないので推量なんだけど、その、
『重力と遠心力とを上手に組み合わせて目標をヒットする』感覚は、
ゴルフのスウィングなんかに、ちょっと似ているのかもしれない。



まず。
左手を斧の柄の端に。右手を中ほどに構えて、
頭の後ろまで大きく振り上げる。

しっかりと目標(薪)を見据えて〜っ、
途中までは弧を描くように!
そして最後は右手を柄の端へスライドさせながら
一緒に腰を落とし、斧の重みを最大限に生かして直線的に、
 (|||ノ`□´)ノオオオォォォー
ずばーーーんっ!!!

・・・と、しかし、言うは易いが行うは難し(苦笑。



上手く力が入らずによろけたり、
足元の地面を直撃したり(刃がこぼれて切れなくなりますゴメンナサイ
大きく目標を外して斧の柄で丸太を直撃して
したたか手、痺れたり ( ノД`)シクシク…

でも。




何度目だったろう?

アドバイスを受けながら少しずつを軌道を修正していくうちに、
ざんっ!!と確かな手ごたえがあって、
太さ20cmくらいの丸太が見事、真っ二つに割れた。

薪割り




・・・・。




・・・快感 (((((*´∇`).。・*.・:☆




何これナニ??
何てキモチのいい〜〜〜っっっ・・・!!!






コツが判ると、殆ど力は要らない。

…それからは夢中になって、
みかん箱一杯程の薪をざっくざっく拵えマシタ。

『あまり急にやると、腰痛になるよ』って、笑って止められるまで(笑。




別にストレス溜まってた、とかじゃないんだけれど。


『斧の重さ』と『遠心力』、
そして『自分の身体の動き』とがすぅっ、と一つになって
目に見える力として爆発する瞬間、が、本当に気持ちよくて。

…最近ずっと、身体の機能をフルに使うことのない生活を
していたせいかもしれない(苦笑。




ほうっ、と半ば放心する私の隣で、山の主は残りの丸太を豪快に
すぱーん、すぱーん、と薪の山に変えていった。

身体は私よりも小さいくらいな おじいちゃんの、
しかし無駄のないリズミカルな動きは本当に見事で、
まるで洗練された武道の、演武を見ているみたい。

昔々の踊りの所作が、生活や仕事の動きの中から生まれたっていうのは
例えば、こういうことだったのか。
そんな歴史を正に、目の前に見るココロモチ也。







21:10 Sub:着いた

> 着いたらこっちは、お祭りだった。
> 家の前に神輿が止まってる。

神輿





6時間の旅を終えて彼は無事、東京に辿りついたらしく、一安心。

これから家族の待つ千葉に向かって、
当面の課題を、話し合うそうだ。




本日の距離:671.3km


278.4km:アケボノツツジ/和歌山、高野山、奈良県五條

  1. 2008/05/20(火) 11:35:51|
  2. 奈良県|
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うたた寝をしてたらしき人が、
声をかけるとびくぅっ ?q|゚Д゚|p!!!…と飛び起きて、
明らかに挙動不審な様子で、おたおたするさま。

・・・というのは、なかなかに微笑ましいもので(笑。




残業を終えて両親の住む家に寄ったら、
母が正にそんな様子で、寝室から 転がるように飛び出して来た。

『はよ(早く)晩ご飯の説明してあげないかんと思って。ね、間違えたらいかんやろ!?』
と、コーヒーが残ったままのコップにお茶を注ぐわ、
煮物と間違えて、魚焼きのコンロに火をつけるわ。

お母さま、フキの煮物あっためて塩鯖焼くくらい私、間違えずにできますて
ってか、間違えてんのそっちデスから(^_^;)




今日両親は珍しく、早々と寝ていたらしい。

聞けば昼間、ふと思い立って、石鎚山に登ってきたとか。
で、帰ってゴキゲンに一杯やって(二人ともド下戸なのに…)そのまま電池切れ(笑。


石鎚山は、四国の最高峰。
初夏の山を彩るアケボノツツジを見に、出掛けたそうだ。
デジカメのフォルダには、満開のツツジの花と梢で鳴くウグイスと、
山の頂で笑う、二人の記念写真が入っていた。


岩黒山


石鎚山アケボノツツジ






今日は一度も、連絡なし。ちょっと寂しい気がしなくもない。

今夜はユースホステルに泊まるって言ってたから、
久しぶりの『布団』で多分、早めにぐっすり眠っちゃったんだろう(笑。

私から、1日の報告。



22:40 Sub:ただいま!

>今帰りました。
>久々の『お布団』でぐっすりお休みかな?お疲れさま!
>
>ニュースを見ていたら関東地方は、
>台風の力添えを得た でっかい低気圧の猛威で、大変だったみたい。
>
>今日両親は、突然思い立って登山に出掛けたらしく、
>…私が帰ると疲れ果てて、累々と横たわっておりました(笑。
>
>そんなこんなの一日。
>夕焼けが素晴らしくきれいだったらしいんだけど、
>仕事に追われてて気がつかなかった、残念!
>
>また明日!おやすみ。




・・・と思っていたら、夕方のうちに、
PCのアドレス宛にメールが届いてたみたい。


18:41 Sub:朝飯
>
>朝飯、こんな道の駅で食べたよん。
>
>奈良、五條に到着。
>
>ユース、貸し切り〜!
>快適です!これから風呂入りま〜す!
>


道の駅・紀の川万葉の里



昨夜、『久しぶりに布団で寝られる〜!』と言っていた声の
本当に嬉しそうだったことは、とてもよく覚えてるよ(笑。

今朝はまだ夜も明けないうちから、小雨の中を出発したらしい。
和歌山から高野山を抜けて、一気に今夜の宿、奈良県五條まで走ったって!
お疲れさま、ゆっくり寝ろ〜〜〜。




今夜は満月。
一ヶ月の経つのが早い。

月明かりはいつも、季節ごとの太陽の光に相応しい輝きで、今夜は
透明感のある、初夏の日差しそのまま。




あ・・・。

飼い猫のお腹に、1cm大のハゲ、見付けちった。。。




本日の距離:278.38km
 
 
 

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